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趣味の小部屋

こちらは麗の趣味丸出しブログでございます☆ 足跡を残してくださると小躍りして喜びますので、お願い致します(*^_^*)

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しまなみ海道薪能。

行ってきました、しまなみ薪能☆
ちゃん
遠い所まで一緒にいってくれてありがとう




しまなみ薪能は今年で8回目。
もともとは大三島町が町を上げての行事でしたが
市町村合併によって、大三島町が今治市の管轄になりました。
今治市がそんなに力を入れてないらしく(!?)来年は開催されるかどうか。。。
らしいです。
そんな状況。


「私の口からは言えませんが」
と言いながらしっかり教えてくれた添乗員さん(笑
微妙にろれつがまわってなかったり
ツッコミ所が満載でした^^;

いやそれさっき言ってたんと違う事言ってるやん!!
みたいな(笑




JR松山駅を出発して約3時間。途中JR今治駅でも人を乗せて
会場である大三島へ。

「せとうち茶屋」なる所でお弁当をいただきまして
(さすがに年配ターゲットのツアーだけあって、結構美味しかった・笑)
適当にぶらぶらして買い物して

↓ゲット(笑



分かりにくいけど、ボールペン。
ヨウケオルヨ。
何故大三島まで来てタルト君グッズ買ってんだ、自分


添乗員のお姉さんに虫除けスプレーかけてもらって(用意がいいな。。。)
会場である大山祇(おおやまづみ)神社へ。


ここで初めて、今日の演目やら出演される能楽師の載ったパンフレットを入手。
ネット上でも、公表されてたのは5、6名の能楽師と能2番と狂言だけ。
普通はチラシにも全員の名前載るもんじゃないんだろうか。。。??








Σ( ̄∀ ̄;)!?








鼓の先生はっけーん!!!!ι


((((;゜Д゜)))
ご、ご挨拶には行けるのかしら!?
受付忙しそうだしなぁ。
とか思いながらも一応聞いてみる事に。


「おぉ、そうか!なら行こか!!」


え、そんなあっさり!?
しかも関係者以外入ってはいけない雰囲気のロープを跨げと言われおそるおそる。。。
社務所前の関係者のおじちゃんとバトンタッチして、受付の(後ろで座ってた)おじちゃんがにこやかにお見送りしてくださいました!!
引継ぎされたおじちゃんも凄くにこやかに楽屋前まで案内してくださいました。

おじちゃん同士の会話では、私は先生の「お弟子さん」になってました。
いや、当たらずとも遠からずなんですが。。。

楽屋内の先生を呼んでくださり、いよいよ先生と半年振りのご対面!!






・・・。





先生、何故お笑いコンビ顔負けのズッコケをされるんですか?
明らかに私の顔を見てコケましたよね??



先生もお元気そうで何よりでした☆
友達を待たせていた上に先生もご出演されるのに長話をしてしまって申し訳ありませんでしたι

そして忙しい最中に、先生の所へ連れてってくださったおじちゃん方。
本当にありがとうございました!!!!
おじちゃんまで嬉しそうに対応してくれて、何だか心が温まる思いでした(*^_^*)



今回のツアーは、鑑賞券が指定席オンリーだったので
それなりに前の方で、正面とワキ正の丁度中間くらいかな?
角っこだったけど
最初から日陰になってて、能が終わるまで直射に当たる事なく涼しかった~☆
愛用の扇子を持ってってたけど、必要なかったわ(≧∀≦)



以下、能楽ネタ。
私の独断と偏見まみれの評価ゆえ、お気をつけて(笑

▽しまなみ薪能。つづきはこちら☆

今回の番組。




連調『田村』
 謡          櫻間 右陣
 小鼓        曽和 正博
            曽和伊喜夫


能『清経 恋之音取』
 シテ        観世 喜之
 ツレ        桑田 貴志
 ワキ        宝生  閑
 笛         藤田大五郎
 小鼓        亀井 俊一
 大鼓        柿原 崇志
 後見        小林 喜久
           駒瀬 直也 
 地謡        五木田三郎
           弘田 裕一
           観世 喜正
           塩谷  恵
           長沼 範夫
           遠藤 和久
           奥川 恒治
           小島 英明


狂言『蚊相撲』
 シテ        三宅 右近
 アド        三宅 右矩
 小アド       三宅 近成 
 後見        前田 弘一


能『碇潜 船出之習』 
 シテ        観世 喜正
 ツレ        弘田 裕一
           塩谷  恵
 子方        深井 寛士
 ワキ        宝生  閑
 アイ        三宅 近成
 笛         藤田 次郎
 小鼓        曽和 正博
 大鼓        大村 滋二
 太鼓        前川 光範
 後見        五木田三郎
           長沼 範夫
 地謡        駒瀬 直也
           遠藤 和久
           奥川 恒治
           西出 明雄
           山中 迓晶
           小島 英明
           桑田 貴志
           山中 雅志 







あらすじは、過去ログぷち旅行?にありますんで、今回はハブきます。





連調での謡は、金春流のシテ方の先生・櫻間右陣先生。
曽和正博先生親子で連調。
緊張してたんだろーなー^^;
何でこっちの方が緊張するのか(笑



すんません、『清経』は。。。
危なかったι
若干夢の世界に旅立ってました>_<

シテ登場時、笛方が地謡の前まで出て幕の方へ体を向けて吹いてました。
笛を聴いては進み、聴いては進み。。。

重いね!!

笛方の藤田大五郎先生は人間国宝な91歳(!!)
笛の調子が良くなかったのか、音が切れ切れなのが残念。。。
この曲に関しては、舞よりも笛を聴き入るのがメインかな?
・・・私は旅立ってましたが(σ.-)



狂言は初めて観る和泉流。
茂山家に慣れてるんで、会話?部分に若干違和感を感じたな。
大名と蚊の精が相撲を取る時に、蚊の精は面の口の部分に長い棒みたいなのをはめて
大名と向き合うと裾をひらひらさせて「ぶーん」と言いながら血を吸います。
面のせいなのか何なのか。
「ぶーん」がまるっきり蚊の羽音!!
うまいなぁ。。。
てか太郎冠者、何の役にも立ってないし。

結局大名は蚊の精に負けて、何故か太郎冠者といきなり取っ組み合いを始め、投げ飛ばした後蚊の真似?をしながら退場。
・・・伝染したのかしら??
ちょいと最後の意味が分からんかったけど
小道具が多い狂言でした☆
面を着ける狂言って
私にとっては珍しいから新鮮でした~




今回一番楽しみにしてたのが『碇潜』。
あとから聞いた話では、能としてはあまり出ない曲だとか。
仕舞では時々見かけるらしいけど。

碇潜の一番綴じを友達が持ってたんで、ちらっと見せてもらいましたが
最後に『船出之習』の説明とか謡が載ってたんで、小書きは特殊なのかも。

前シテは老船頭。ワキは僧侶なんだけど
声はどう聞いてもシテの方が立派(笑
い、威厳があるよ。。。!
でも、シテが昔話(教経の戦いとその最期)の終盤。
負けを悟った教経が、せめて道連れにと太郎・次郎兄弟を両脇に挟み海の底へ沈んだという箇所の語りを所作をまじえてやってたのが凄かった!!
思わず鳥肌が立っちゃったよ。。。
謡でこんなに衝撃受けたのは初めてかも。

中入りあと、アイとワキの会話のあとに作り物の船が幕付きで登場。
中には知盛・二位尼・安徳天皇・大納言(安徳天皇の乳母)が乗っていて
二位尼・安徳天皇・大納言の入水の様を語り、平家一門の回向を僧に頼んで消えます。
調子が変わり、長刀を持った知盛が舞うんですが
長刀を持ったままつま先でちょちょちょっと横に歩きます。
・・・鵺!?ι
鵺ほど軽快じゃないけど、両手を挙げればそんな感じの所作。
その後は長刀を振り回しての舞ですが。

私好みの舞だ!

っていう感想で、どんな感じの舞か分かるかな?(コラッ
公達の風情を残しつつも荒々しく戦う、そんな感じ。
長刀も振り下ろしてもピタッと止まるしね。

最後は長刀を捨て、船からのびる綱をひき、大きな碇を掲げ持って海に飛び込みます。


かっこよかっ(≧∀≦)
装束も白地に金糸模様と、黒地(紺地?)に金糸の波の袴と金色の鍬型!
面まではちょっと見れんかったのが残念だけど、楽しみにしてただけはある能でした☆




ふふっ
趣味丸出しな感想だわι

基本的に剛モノ好きですけん





能が終わって帰りのバスへ戻った頃、先生からお電話が!!
何と先生は明日高知でのお稽古がある為、松山泊だそうで送ってくださるとの事!!
 

しまなみ街道はつい最近完全開通したばかりなので
買い換えられたばかりの先生のお車のカーナビもソレに対処できてなく
一時海の上を走るというワケ分からんナビを受けつつもバスで帰るより1時間も早く松山に着きました☆
先生、ありがとうございました☆☆


車中では、いろいろ話ましたよ(にやり
実は碇は重そうな音を立ててたにも関わらず、はりぼてのかる~い物だとか。
先生がつい最近までフィリピンへ行かれてた事とか、今年の大学の自演会などの話とかね。

ちゃん、内輪話ばっかしてごめんねι










余談ですが。
大山祇神社に祀られているのはオオヤマヅミノカミ。
日本の山の神の総元締で、本拠地がここ大三島の大山祇神社。

この神は山と海の神霊ですが、歴史上では海の神としてその霊威を轟かせています。本拠地である大三島が瀬戸内海の芸予諸島の中心の島で、その辺りは古くから西日本と近畿を結ぶ水運交通の要衝でした。そのため海の神としての崇敬が篤く、瀬戸内水軍の守護神として、また武門の守護神として崇敬されました。


もしかしたら私の先祖もこの神社もしくは神様を崇敬してたのカモね。
水軍だし。







何とも充実したぷち旅行でした☆(←私だけでしょうが。。。ι
来年のしまなみ薪能は本当に開催されるか分からないけど、
あったらまた行きたいなぁ
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●Thanks Comments

ボールペン!!

うちも買った!!おんなじボールペン(悦  ラフォーレなんちゃらゆうところで。ヨウケオルヨ…最高に良いね!全種類集めたい(燃
いいなぁ~!!○村先生に送ってもらったん?うらやますぃーーー(羨 チョウレアばいっ!!
愛媛っ子なのにしまなみ街道行ったことない(凹 来年やるときにはいけたらいいなぁ!

From 【てんてる】2006.07.31 17:47編集

てんてるちゃん☆

あらま!同じボールペンだったんや~☆シャーペンだったらもっと良かったのに。。。今はボールペンはあんまり使わんし^^;
私が行った時はなかったのに!!最近入荷したのかしら??
先生に送っていただいちゃった(≧∀≦)先生のお車は2度目でした♪1回目は前の車だったけど。
しまなみ街道は車でじゃないと通らないもんねー。なかなか行く機会ないし、貴重な体験でしたよ☆
そうそう、3年くらい前の狂言には野村萬斎が出てたんだって!普通は終わった時に拍手なのに、萬斎が出た時にすんごい拍手だったとか(笑

From 【麗】2006.08.01 00:24編集

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